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夢見がち。

夢小説の設定だけ考えてニヤニヤしてるキモブログサイト。 たまに小話付。最近はとうらぶ報告しかしてない。

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FF10話その1。

血迷った・・・!

今回は小話・・・と言うには長すぎる話。短編?
舞台は夢のザナルカンド。お相手はティーダで。
ヒロインの名前はいつものヒイロで。

恋愛色が濃い・・・!(うちにしては)

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まず前提として頭に入れておいて欲しいのは、
ティーダの結婚願望が異様に強い、という事です。
家庭環境が微妙だったから逆に憧れが強いんじゃないかなぁと思った結果です。

あとティーダがいつからエースやってたのかなんて知らない。

でもって年上ヒロイン。
ティーダと割かしいい雰囲気だけど付き合ってはないよ、って感じです。
-------------------------------------------------

 夜、仕事帰りであろうヒイロさんに出くわした。

 今日の試合も勝って、上機嫌で鼻歌なんか歌いながら帰る途中。
 試合にも勝って、ヒイロさんにも会えるなんて、
 こりゃラッキー、なんて思いながら声をかけるティーダ。

ヒイロさん!今帰りッスか?送ってくッスよ!」
「!・・・ティーダか、ビックリした・・・」
「あれ?驚かせちゃったッスか?」
「そりゃぁ、驚くよ、夜道でいきなり声かけられたら」
「それもそうッスね、すんません」
「いいよ、ティーダだったし」

 街灯は点いているものの、この辺りは若干薄暗さがあり、人もいない。
 女の独り歩きにはあまり向いて無いようにも思える。

ヒイロさん、いつもこの道通って帰ってるんスか?ここ暗いから危ないッスよ?」
「いや、いつもは明るいところ通って帰るけど、今日はこっちの方に用があったから。
 ティーダは?試合の帰り?」
「そうッス!今日もばっちり快勝ッスよ!」
「そう、お疲れ様」

 などと会話をしながら、二人並んで帰り道を歩く。
 
 主に話しているのはティーダで ヒイロは相槌を打つ程度だったが、
 それでも会話は途切れることはなかった。

 でも、ふ とした瞬間 急に立ち止まり、ティーダが真剣な顔でヒイロを見た。

「・・・・ティーダ・・・?何・・・?どうかした?」
「・・・ヒイロさん」
「うん・・・?」
「・・・ヒイロさん」
「・・・・・・・ティーダ・・・?」

 ティーダはそこで言葉を止め、深呼吸するかのように少し大きめに息を吸い 吐き出す。
 そして少し緊張しながら、でも決意したようにヒイロの目をまっすぐ見ながら話しだした。

「・・・オレ・・・オレ、ヒイロさんの事が、す」
「っ!待って!!!」

急に大きな声をあげ、ティーダの言葉を遮るヒイロ

「!なっ、なんで・・・っ!?」
「もっ、もう家に着くから、この辺でいいよ・・・!」
「へ!?待」
「ティーダも試合があったんだから、そろそろ帰って休まないと風邪引くし・・・!」
「ちょっ、ヒイロさん!!」
「それじゃ送ってくれてありがとうおやすみなさい!!」

 そう言い終わる前に、ヒイロは焦ったように走り出した。
 一瞬、何が起きたのか理解できなかったが、逃げられた事に気付き追いかけるティーダ。
 一般人の足に現役ブリッツ選手が負ける筈もなく、
 あっさり追いつき、捕まえる事が出来た。

「待ってって!!」
「ったぃ!」
「!わっ、悪い・・・」

 捕まえた時に力が入りすぎたのか、痛みに顔を歪めるヒイロ
 謝りながら 痛くなく、でも逃げられない強さに握りなおす。

 ティーダは、ヒイロの上がった息が整うのを待って 話を切り出す。

「・・・ヒイロさん、なんで逃げるんスか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・オレ、本気ッスよ、本気で、ヒイロさんの事」
「ダメっ・・・!!」
「っ!何が!何が駄目なんスか!?」
「だっ、だって、ティーダ、私っ、22よ・・・っ?ありっ、あり得ないじゃない・・・っ」

 ヒイロは涙声になりながら答える。

「何処があり得ないんスか!?歳とか!!そんなの理由になんねぇよ!!」
「ティーダは まだ16歳になったばかりでしょう・・・っ?
 周りにもっと歳の近い可愛い子がたくさん」
「そんなの要らねぇ!!オレはアンタが好きなんだよ!!!」
「・・・そ、れは、・・・気のせい、よ、」
「っ!何言って・・・っ!!」
「そ、いう、年頃なだけだよ、年上に、憧れる時期なだ、けで」
「っふざけんな!!!」

 あまりの言い様にティーダはヒイロを壁に押し付け怒鳴った。

「っぁ!!」
「オレの!!オレのこの気持ちは!!気のせいでも嘘でもない!!
 ちゃんと本気で!!アンタのことが好きなんだよ・・・っ!!」

 ティーダは悲痛な表情に顔を歪める。

「なぁ・・・!なんでちゃんと向き合ってくれねぇんだよ・・・!!
 なんでそうやって逃げるんだよ・・・!?」
「っ逃げてるわけじゃ・・・」
「逃げてんだろっ!?歳のせいにして、オレの事見ようともしないで!!」
「・・・っ」
「オレがガキだからか・・・!?
 ガキ相手じゃ、本気で向き合う価値もねぇってのかよ・・・っ!?」
「違っ」
「ならっ!!ちゃんと答えてくれよ・・・!イヤならイヤでいい・・・!!
 すぐには無理かもしんねぇけど、ちゃんと受け入れるから・・・!!
 だから・・・っ!オレの気持ちまで、否定すんなよ・・・!!」
「・・・ティー、ダ・・・・」

 言い終わると 落ち着きを取り戻したのか、
 ティーダはヒイロから手を放し、押し付けていた壁に凭れ掛かった。

 しばらく沈黙が続いたが、耐えられなくなったのか、ティーダが切り出した。

「・・・・・・なぁ・・・・ヒイロさん、イヤなら、イヤって言っても・・・」
「・・・・イ、ヤじゃ、ない・・・
「・・・え?」

「・・・イヤじゃ、ない、私も、ティーダが、好き・・・」

 二度目はティーダの目を見て、はっきりとヒイロは言った。

「・・・・え?ちょっ、マジで・・・?」
「・・・・・なんでそんなに驚くの・・・・」
「イヤ、だって、あんな感じだったから、断られるもんだと、ばっかり・・・・」
「・・・・・ごめん・・・・」
「い、いや、・・・・・じゃあ、なんで、あんな態度取ったんスか・・・?」

 ぽつり と、ヒイロが話し始める。

「・・・ティーダが16歳だからって言う理由は、嘘じゃない・・・。
 ティーダは、これからもっと色んな人と出会って、色んな女の子とも出会う、
 ティーダ、言ってたでしょう?初めて本気で好きになった人と結婚したいって、
 早く結婚して、あったかい家庭を作るんだ、って・・・、
 だから そんなに早く、私に決める必要はないと思ったの・・・」
「・・・・・・・そっ、か、オレの、せいか・・・」
「・・・だから、ティーダ、・・・・ホントに、私でいいの・・・?」
「今更何言ってるんスか、当たり前ッスよ!
 ヒイロさんが不安になるなら、オレは何回だって言う、毎日でも言う」

 息がかかるほどの距離まで顔を近づけ、ティーダはヒイロに問う。

「オレは、ヒイロさんの事が好きッス。

 この世で一番、誰よりヒイロさんの事が大好きッス。

 ・・・・そういえば まだ言ってなかったけど、オレと、付き合って欲しい。

 ・・・なぁ、返事、聞かせて・・・?」

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A.ごっつぁんです B.だが断る C.保留で

どーれだ。

・・・・こんなオチでもつけなきゃやってらんねぇ・・・!!!!(恥)
メリークリスマァァァァァス!!!!(自棄)
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